小学生全学年対象 <ミュージカル> 80分(休憩10分含む)

ピノッキオの冒険

星に願いを…
原作:C・コルローディ  脚本:だんいっせい  演出:伊東孝則

ストーリー

ピノッキオは、元気で、きかん気で、わがままなわんぱく小僧です。
いつも教訓を忘れ、勉強をなまけて、すぐに誘惑に負けてしまう、野放図な子どもの象徴です。
そして、色々な危険に巻き込まれてしまいます。
でも最後には、クジラに飲み込まれたゼペットじいさんを救い出し、星の妖精ブランカの母親のような愛情に包まれて、木のあやつり人形から、素晴らしい本当の少年に変身します。

上演にあたって

 イタリアの作家、カルロ・コルローディ(1826~1890)原作の、「ピノッキオの冒険」は、世界中の子ども達に愛された先品です。
ピノッキオの魅力は、何と言っても、物語の主人公によくある、型にはまった模範的な清く正しい青年ではなくて、どこにでもいる、ありふれた、現実の少年の姿にあると言えます。明るくて元気はいいのですが、発達途中のため、わがままで、周りの人々の忠告や意見を聞かず、自分勝手で、勉学の意欲が乏しく、善いことと悪いことの区別もつかず、現実問題につまずいてばかりです。
 そんなピノッキオの姿は、辛抱したり、我慢したり、耐えなければならない事に弱く、すぐに目先の楽な方に、便利な方に、得する方に流されがちな現代の子ども達の風潮そのものです。しかし、愛情深いまわりの人々の忠告、指導、激励、慰め等々、善い関わりによって少しずつ成長していきます。本当の人間になるには、何が必要か、何が大切かを感じてもらえたらと、心の糧となるよう祈りを込めて創りました。

制作意図

人命軽視の風潮の中に生きる子ども達に、生命の重さ、尊さを伝えたい。

自己中心的になりやすい現代生活の中で、失われがちな社会人としてのモラル、思いやりや他者へのいたわりの心を伝えたい。

華美で便利さを売り物にした情報に、流されないしっかりした自己や、目的をもつことの大切さを伝えたい。

夢見る心、希望をなくさないことが、現実を生きていく大きな力となることを伝えたい。

スタッフ

原作:C・コルローディ
脚本:だんいっせい
演出:伊東孝則
音楽:盛田裕之
振付:盛田裕之
美術:ガランアート企画
照明:佐川恵麻
制作:水内壽子

先生方からのご感想より

●子ども達にとって、内容が解りやすく、最後まであきることなく集中して見ることが出来る作品だと思います。役者さんの人形になりきっったしぐさや表情に引きつけられ、作品世界に浸ることが出来ました。又、道徳的な内容もあり、低学年から高学年まで、それぞれ受け取るものがあったと思います。(名古屋市)

● おなじみのピノッキオなので、楽しく喜んで、集中して子ども達は、鑑賞させて頂きました。教育的に配慮されたオリジナルなシーンも組み込まれ、”善悪の判断を付けること” ”怠けたらダメ” ”よく考えて行動しよう” ”家族や友達を大切にしよう”等、観賞後の指導にも活かすことが出来ました。(松本市)

● 題材は親しみやすく、内容は迫力あり、おもしろさあり、感動ありで、とても満足しました。感動して涙をながしていた子もいたので、心に響くものがあったと思います。(神戸市)

● 知っているようであまり知らなかったピノッキオの話。楽しくおもしろく見させて頂きました。何度もだまされ、失敗をしながら成長していくピノッキオ。「最後の場面で、泣きそうなぐらい感動したよー」という子どもの声も聞きました。(高知市)